
「終活って、自分には関係ない」──そう思っていませんか?
家族がいれば、きっと何とかしてくれる。でも、おひとりさまにはその「きっと」がない。入院したとき、施設に入るとき、そして旅立ちのとき──頼れる人がいなければ、誰がどう動いてくれるのか、想像するだけで不安になります。
2024年の国勢調査では、65歳以上の一人暮らし世帯は全体の約20%に達し、今後もその割合は増え続ける見通しです。「おひとりさまの終活」は、もはや特別なことではありません。自分らしい最期を迎えるための、賢い準備です。
警視庁専門の葬儀社として25年、累計5万件以上の現場に関わってきた私たちが、「おひとりさまの終活、何から始めればいいか」を具体的にお伝えします。

終活とは何か──おひとりさまにとっての意味
「終活」という言葉が広まったのは2010年代ですが、その内容は「死の準備」という暗いイメージとは少し違います。終活とは、自分の意思を生きているうちに整理・伝えておくことで、大切な人に余計な負担をかけずに済むようにする「思いやりの行動」です。
おひとりさまの場合、この「思いやり」の向く先が変わります。家族への配慮ではなく、「自分自身が尊厳をもって最期を迎えるための準備」であり、同時に「自分の代わりに動いてくれる人・仕組みを整える」ことが中心になります。
身寄りがない方が亡くなった場合、手続きをしてくれる人がいなければ、最終的には行政が動くことになります。その場合、希望した葬儀や埋葬は難しく、「処理」という言葉がぴったりの結末を迎えることも少なくありません。それを防ぐために、終活があります。
おひとりさまの終活、何から始める?5つのステップ
終活と聞くと「遺言書」や「お墓」が頭に浮かぶかもしれませんが、実際には優先すべき順番があります。以下の5つを「始めやすいもの」から「複雑なもの」の順に整理しました。
ステップ1:エンディングノートを書く
まず最初にやるべきは、エンディングノートへの記入です。法的拘束力はありませんが、自分の希望・連絡先・財産の概要を一冊にまとめることで、万が一の際に動いてくれる人(行政や委託先)への重要な指針になります。書いておくべき主な内容は以下のとおりです。
- 氏名・生年月日・住所・緊急連絡先
- 預貯金・保険・不動産などの財産リスト
- 葬儀や埋葬の希望(宗旨・規模・場所)
- ペットや大切な物の行き先
- デジタル遺品(SNS・サブスク)のログイン情報
エンディングノートは書店や100円ショップで購入できるほか、無料テンプレートをダウンロードして使うこともできます。まずは「書き始めること」が大切です。
→ 関連記事:エンディングノートの書き方──おひとりさまが本当に書くべき5つのこと

ステップ2:財産と負債を整理する
預金口座・生命保険・不動産・借入金などを一覧にまとめます。「自分が死んだ後、何があるのか」を把握していないと、遺言書も死後事務委任契約も意味をなしません。定期的に見直しながら、最新の状態を保つことが大切です。
使っていない口座や解約し忘れたサブスクリプションなど、この機会にデジタル面も含めて整理しておくと、後々の手続きがぐっとスムーズになります。
ステップ3:「死後事務委任契約」を結ぶ
おひとりさまの終活で最も重要な手続きのひとつが「死後事務委任契約」です。これは、亡くなった後の各種手続き(行政手続き・葬儀・住居の引き渡し・各種解約など)を、生前に信頼できる第三者へ委託しておく契約です。
家族がいないおひとりさまにとって、この契約は「安心の基盤」です。誰が動いてくれるかが決まっていれば、葬儀も遺品整理も自分の意思どおりに進みます。
→ 関連記事:死後事務委任契約とは?──おひとりさまが知っておくべき「最後の約束」

ステップ4:葬儀・お墓の方針を決める
「どんな葬儀にしたいか」「遺骨をどこに納めたいか」は、生前に決めておかないと後で誰かに負担がかかります。おひとりさまに多い選択肢として、「直葬(直接火葬)」「家族葬」「永代供養墓・樹木葬」などがあります。
費用の準備まで合わせて検討したい方には「葬儀信託」という仕組みがあります。生前に葬儀費用を信託口座に預け、亡くなった後に確実に使われるよう設計された制度です。
→ サービスページ:そろそろ葬儀・葬儀信託について詳しく見る
ステップ5:「身元保証」の手配をする
入院や施設入居の際、多くの医療機関・介護施設は「身元保証人」を求めます。家族がいない場合、これが大きな壁になります。近年は民間の「身元保証サービス」を利用する方が増えており、「そろそろ安心」もそのひとつです。入院から施設入居・緊急時の対応まで、ひとりでも安心して暮らせる環境を整えることができます。
→ サービスページ:そろそろ安心(身元保証サービス)について詳しく見る
終活にかかる費用の目安
「終活の準備には、どのくらいお金がかかるの?」という疑問はよく聞かれます。一般的な目安として、以下を参考にしてください。なお費用はサービス内容や地域によって異なります。
| 項目 | 費用目安 | 備考 |
|---|---|---|
| エンディングノート | 0〜3,000円 | 市販品または無料テンプレート |
| 死後事務委任契約 | 30〜80万円 | 委託内容・範囲による |
| 葬儀信託(直葬) | 20〜30万円 | TOKYO直葬サービス参考 |
| 永代供養墓 | 20〜100万円 | 立地・プランによる |
| 身元保証サービス | 月額3,000〜1万円程度 | 契約内容による |
「いつか」ではなく「今日」始めてほしい理由
終活の準備は、元気なうちにしか進められません。認知症や急な入院で判断能力が落ちた後では、死後事務委任契約も遺言書も、本来の効力を発揮できなくなる場合があります。
5万件の現場で私が繰り返し見てきたのは、「もっと早く準備しておけばよかった」という言葉です。そう言いながら旅立っていった方たちは、決して特別な事情を抱えていたわけではありません。「まだ大丈夫」と思っていただけです。
終活は「死の準備」ではなく、「これからの生き方の確認」です。自分が何を大切にしてきたか、どう送られたいかを考えることは、今この瞬間をより豊かにしてくれます。

まとめ──あなたの「最初の一歩」を、私たちと一緒に
今回ご紹介したおひとりさまの終活「最初の5ステップ」を振り返ります。
- エンディングノートを書く(今日からできる)
- 財産と負債を整理する
- 死後事務委任契約を検討する
- 葬儀・お墓の方針を決める
- 身元保証の手配をする
「ひとりだけど、孤独じゃない」──そろそろ®は、おひとりさまの終活を全力でサポートします。エンディングノートの書き方から、死後事務委任契約・葬儀信託・身元保証まで、ワンストップでご相談いただけます。
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