00What you leave, what you send off

身近な人が亡くなったあと、
何を、いつまでに、誰がするのか。

亡くなった日の夜から、葬儀、役所の届出、受け取れるお金、お墓、相続まで。期限の近い順に、絵と図で整理しました。大切なのは、何を希望するかだけではありません。誰がそれを実行するかまで、決めておくことです。

夜の家から、灯籠の並ぶ道を通って夜明けへ向かう二人。亡くなった日の夜から、手続きを一歩ずつ進むイメージ
第1話「ラブおばあちゃんが旅立った日」
マリーとレンのお話 第1話「ラブおばあちゃんが旅立った日」

死後の手続きは、ただの事務処理ではありません。
その人の生きた証を、丁寧に送るための工程です。
ひとりで生きることと、死後に誰にも託せないことは、
本来、別のことのはずです。

— そろそろ®

— 01 — The first night

今夜やるのは、この3つだけ

葬儀の形やお墓のこと、相続のことは、今夜決めなくてかまいません。

  1. 01

    死亡診断書を受け取る

    医師から受け取ります。警察が関わった場合は死体検案書。すべての手続きの出発点です。

  2. 02

    安置する場所を決める

    自宅か、葬儀社の安置施設か。迷ったら葬儀社の施設に頼めます。

  3. 03

    搬送を葬儀社に頼む

    深夜でも連絡できます。搬送だけ先に頼み、葬儀の内容はあとで決められます。

— 02 — Whole map

亡くなった日から、5年後まで

期限のあるものから順に進めれば間に合います。期限は、亡くなった日か、亡くなったことを知った日から数えます(手続きによって違います)。

夜から夜明け、そして季節がめぐる道のり
今夜のことから、数年後のことまで。手続きは、季節をまたいで少しずつ進みます。
  1. 当日〜数日
    • 死亡診断書(死体検案書)を受け取る
    • 安置する場所を決め、搬送を頼む
    • 近しい家族に知らせる
    第1章
  2. 7日以内知った日から
    • 死亡届と火葬許可の申請(国外は3か月以内)
    • 火葬は亡くなってから24時間後から
    第1章
  3. 10日〜14日以内
    • 年金を止める届け出(厚生年金10日・国民年金14日。マイナンバーが年金機構に登録されていれば原則省略)
    • 健康保険・介護保険の資格喪失(14日以内)
    • 世帯主の変更(残る世帯員が2人以上なら14日以内)
    第3章
  4. 3か月以内
    • 借金が多いときの相続放棄・限定承認
    第7章
  5. 4か月以内
    • 亡くなった方の所得税の申告(準確定申告)
    第4章
  6. 10か月以内
    • 相続税の申告と納付(遺産が基礎控除を超える場合)
    第7章
  7. 2年以内
    • 葬祭費・埋葬料の申請(申請しないと受け取れません)
    第4章
  8. 3年以内
    • 不動産の相続登記(2024年4月から義務)
    第7章
  9. 5年以内
    • 未支給年金・遺族年金の請求
    第4章
期限の根拠

死亡届=戸籍法、火葬=墓地、埋葬等に関する法律、世帯主変更=住民基本台帳法、相続放棄=民法、準確定申告・相続税=所得税法・相続税法、相続登記=不動産登記法、葬祭費=国民健康保険法など。各章で出典と確認日を示しています。

— 03 — Nine chapters

起きる順に、9つの章で

どの章からでも読めます。それぞれが独立した資料としても読めるように作っています。

Chapter 01亡くなった直後にすること病院・自宅・施設・警察、それぞれの最初の一晩。死亡届と火葬許可。読む Chapter 02葬儀・火葬・お別れの形直葬・一日葬・家族葬の違い。直葬でも、祈りのある送り方。読む Chapter 03葬儀後の届出・返却・解約年金・保険・世帯主の変更、公共料金、スマホやサブスク。読む Chapter 04受け取れるお金・止めるお金葬祭費・埋葬料・年金・共済。23区の葬祭費は5万〜7万円(区によって異なります)。読む Chapter 05お墓・納骨・供養お墓がない、継ぐ人がいない。永代供養・樹木葬・散骨・墓じまい。読む Chapter 06相続人・戸籍・遺言誰が相続人になるか、戸籍の集め方、遺言書が見つかったら。読む Chapter 07財産・名義変更・遺品整理預金・不動産・借金。相続放棄の期限、相続登記、遺品の整え方。読む Chapter 08おひとりさまの備え誰が死を知り、誰が送り、誰が支払うのか。葬儀信託と死後事務委任で、希望を実行に変える。読む(いちばん大切な章) Chapter 09外国籍の方が亡くなった場合日本の死亡届と本国への届け出、在留カードの返納、ご遺体・ご遺骨を本国へ送る方法。ケースバイケースだから、まず相談を。読む Glossary用語集 言葉の意味から調べる検視・死体検案書・葬祭費・死後事務委任・葬儀信託など。調べる

— 04 — Where to ask

状況に合わせて、窓口を分けています

すべて株式会社和が運営しています。どこに相談しても、必要に応じてほかの窓口や専門家におつなぎします。

いま、どんな状況ですか?
警察から連絡があった/いますぐ搬送が必要

東京葬祭なごみ。24時間365日。警察署からのお迎え、ご遠方のご家族の送迎のご相談も。

費用を抑えて、火葬を中心に送りたい

TOKYO直葬サービス。直葬・火葬式。葬祭費や共済の申請もお手伝いします。

家族葬・一日葬で送りたい

東京葬祭なごみ/渋谷葬祭。渋谷区内のご葬儀は渋谷葬祭でも承ります。

自分のことを元気なうちに決めたい

そろそろ®。葬儀信託・死後事務委任・お墓・生前整理まで、ひとつの窓口で。24時間受付。

— 05 — Why we made this

人は「処理」ではなく、祈られて送られていい

私は、警視庁の専門葬儀社で25年、5万件を超える現場に立ち会ってきました。誰にも気づかれないまま時間が過ぎてしまった方も、数えきれないほどお送りしました。

そこで知ったのは、ひとりで亡くなることと、誰にも送られないことは、別のことだということです。家族がいなくても、お金がなくても、宗教がなくても、人は祈られて送られていい。私たちはそれを「供養される権利」と呼んでいます。このガイドは、その権利を、手続きの言葉で守るために作りました。

監修(葬儀の実務):株式会社和 創業者

37人に1人(約2.7%)

41,969人(2023年度)

引き取り手のない遺体の数です(厚生労働省の推計)。亡くなった方のおよそ37人に1人。誰が送るのかを決めておくことは、もう一部の人だけの話ではありません。

出典:厚生労働省の推計(2025年3月公表、時事通信の報道による)。確認日 2026年10月21日。

— Our promise —

「さようなら」を「ありがとう」に変える®

送る人も、送られる人も、最後に交わす言葉が「ありがとう」であるように。株式会社和の、すべての仕事の約束です。

— FAQ —

はじめに多い質問

Q身近な人が亡くなったら、まず何から始めればいいですか?

その日のうちに必要なのは、医師から死亡診断書(または死体検案書)を受け取ること、ご遺体を安置する場所を決めること、搬送を頼む葬儀社に連絡することの3つです。死亡届は亡くなったことを知った日から7日以内に出します。そのほかの手続きは、葬儀が終わってから期限の近い順に進めれば間に合います。

Q手続きは誰がするのですか?

死亡届は、同居の親族、同居していた人、家主や地主などに届け出の義務があり、同居していない親族や後見人なども届け出ることができます。葬儀社が提出を代行するのが一般的です。年金や保険、相続の手続きは、それぞれの制度で請求できる人が決まっています。一人暮らしの親族が亡くなった場合も、まずは戸籍上の親族に連絡が入ります。引き取る人がいない場合は、亡くなった場所の市区町村が火葬を行います。

Qこのガイドは誰が作っていますか?

東京で葬儀社を営む株式会社和が、そろそろ®のガイドとして作っています。警視庁管内のご遺体の搬送・葬儀に長く携わってきた現場の経験をもとに、制度の内容は公的機関の資料で確認しています。法律・税金・年金の個別の判断は、専門家や窓口にご確認ください。

— Consultation —

何から始めればよいか分からない方へ

葬儀のこと、お墓のこと、相続のこと、死後事務のこと。ひとりで抱え込まず、一度まとめて整理する時間を、私たちと持ってみませんか。

警察からの連絡・搬送東京葬祭なごみ 24時間365日 電話する